塩水の使い分け

塩水は吸収が良い一方で、その分血圧を素早く上げると言われている。
日常的に継続して塩水を飲むと、高血圧のリスクが高まるとも言われている。
そのため、あえて塩水を飲む必要はない。

しかし、脱水状態では経口補水液や塩水は吸収が早いため、役立つことがある。
また、少し塩味のある食事は消化を助ける。
そして、塩分を摂りすぎるのと同様に、摂らなさすぎることも健康に悪影響を及ぼす可能性がある。

医師たちが塩水を飲むなと言う理由とは、結局のところ、塩分を多く摂っても良いことはないという意味である。
そもそも食事だけでも1日に5g以上の塩分を摂取しているのだから、そこに塩水まで追加すべきではない、ということだ。
塩分を多く摂取すると高血圧になり、それが万病の元になるという考え方である。

一方で、塩分を極端に控えすぎることも有害であるのは事実だ。
問題なのは、塩分を多く摂ってもまったく害がなく、むしろ健康に良いと主張する説は証明されておらず、健康に悪影響を及ぼす可能性が高いという点である。

まとめると、もし自分が本当に塩分の摂取量が少なく、カリウムを多く摂りすぎていると感じるのであれば、塩分を適正量まで増やし、
脱水が問題であれば、日常的に水分を少し多めに摂ればよい。

また、YouTubeで見たのだが、塩分を少なく摂ったことが原因で低ナトリウム血症になって来院する患者はほとんどおらず、
多くの場合は食事量そのものが少ないために低ナトリウム血症になる、という医師の話があった。
これは、塩分をある程度控えただけで、病院に運ばれるほどの低ナトリウム血症が起こるのは難しい、という意味である。
しかし、それはまったく問題がないという意味ではない。
病院に行くほどではなくても、体調やコンディションが悪くなる可能性はある。

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